転職エージェントを活用する人は、近年増えています。
その中で、「サービスを断るにはどうしたらいいの?」「そもそも転職エージェントって断れるの?」と疑問を持つ人は多いのではないでしょうか?
結論として、転職エージェントからの提案やサービスは強制ではないので、断ることは可能です!
しかし、断りづらいと感じたり断り方がわからなかったりする人も多いはず。そこで今回は、転職エージェントを断るときのポイントや断り方の例文を徹底解説します。
転職エージェントの断り方に悩んでいる人は、ぜひ今後の活動の参考にしてください。
【結論】転職エージェントは断っても大丈夫!
転職エージェントのサポートや求人紹介は、断っても問題ありません。「必要ない」「辞退したい」と感じたら、正直に伝えて断りましょう。
途中で断ったり退会したりしても、ペナルティがあるわけではありません。サービスを再開することも可能です。
希望や条件に合わないサービスを受け続けても、双方にとって無駄な時間となってしまいます。
ただし、無断キャンセルや音信不通など、担当者や企業側に迷惑がかかるような辞め方はしないよう注意してください。もし今後再登録する機会があった際に、利用できなくなる可能性があります。社会人としてもしっかりと連絡を入れたうえでお断りすることがベターです。
断るときは、メールか電話で連絡を入れるのがベスト!
転職エージェントは断りづらい?断るときのポイント
転職エージェントの提案を断るときには、以下の気をつけるべきポイントを抑えましょう。
- 放置はNG!断ると決めたら早めに連絡しよう
- 断る意思と理由は明確に伝えよう
- 断るタイミングに気を付けよう
放置はNG!断ると決めたら早めに連絡しよう
求人紹介などのサポートを断るときはもちろん、転職活動自体を辞めると決めたときも、意思を固め次第できる限り早めに連絡することが重要です。
転職エージェントは、求人紹介や企業とのスケジュール調整など、あなたの転職成功のために懸命にサポートしてくれています。
先延ばしにしてしまうと企業にも迷惑がかかるリスクがあるため、辞める意思は早急に担当者に伝えるようにしましょう。
放置や無視は絶対にNGだぞ!
断る意思と理由は明確に伝えよう
転職エージェントからの提案を断る際や退会を希望するときには、申し訳なさや言いにくさから曖昧に伝えてはいけません。
認識のずれが生じて担当者や企業にも迷惑がかかる恐れがあるため、断る旨とその理由は明確に伝えましょう。
たとえば、他のサービスで転職活動を進めることになった場合、その旨を伝えることを気まずく感じる人もいるかもしれません。
しかし、転職エージェントは複数利用するのが一般的ですし、転職は人生において重要なイベントであることを担当者も理解しています。
むしろ転職エージェント側からしても、正直にお断りされた理由を聞けた方が、次に生かせたりするので、貴重な機会です。正直に話して欲しいと思うのが本音なのです。
長々と言い訳したり理由をごまかしたりすると、悪印象につながるおそれも…!
断るタイミングに気を付けよう
前述してきたとおり、転職エージェントは断っても全く問題ありません。しかし、断るタイミングには注意が必要です。
避けるべきタイミングは、「選考中」と「内定後」です。担当者にはもちろん、企業側にも迷惑がかかります。
入社までの間、企業とのやりとりはエージェントが仲介しておこないますが、内定後に断りを入れると企業と直接やりとりをしなければいけません。その際、内定の取消は認められないか、または入社後に悪影響となる恐れがあります。
断るタイミングに気をつけないと、その後の転職活動にも支障が出る可能性があるため、注意しましょう。
転職エージェントの断り方は?ケース別メール例文6選紹介!
実際に転職エージェントに断りの連絡を入れるとき、どのような伝え方をすべきか悩みますよね。
ここでは、6つのシチュエーションを想定してケース別にメール例文を紹介します。断り方に困っている人は、ぜひ参考にしてください。
電話の場合も活用できる文章になっているぞ!
ケース①:登録後の面談を断りたい
転職エージェントに登録すると、担当者との面談が組まれます。その面談を断りたいときや日程調整したいときは、以下のように伝えるのがベストです。
お世話になっております。
先日登録させていただいた〇〇(名前)と申します。
大変恐れ入りますが、諸般の事情により調整していただいていた面談を辞退させていただきたく、ご連絡差し上げました。
日程調整をしていただいたにもかかわらず、こちらの都合で誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
日程変更の依頼をしたい場合は、謝罪の文章の後に以下の文章を追加して伝えましょう。
勝手なお願いで誠に恐縮なのですが、以下いずれかの日程で再度ご調整いただけないでしょうか。
【1】 〇月〇日(〇)0時〜0時
【2】 〇月〇日(〇)0時〜0時
【3】 〇月〇日(〇)0時以降いつでも調整可能
お手数をおかけして大変恐縮ですが、ご確認何卒よろしくお願い申し上げます。
謝罪の気持ちをしっかりと述べることがポイント!
ケース②:面談後に提供されるサービスを断りたい
面談を受けた後に、転職活動を休止することになったり他の転職エージェントを利用することに決めたりと、今後のサービスを断りたくなるケースもよくあります。
その場合は、以下のように伝えましょう。
お世話になっております。
先日面談させていただいた〇〇(名前)と申します。
先日は面談のお時間を頂戴し、また貴重なアドバイスまでいただきありがとうございました。
大変恐れ入りますが、貴社のサービスの利用を一旦停止させていただきたいと考えております。
理由としては、今回は別の転職エージェント様を利用させていただくことに決めたためです。
お忙しいところお時間をいただいたにもかかわらず、誠に申し訳ございません。
また何かの機会がありましたら、ご連絡させていただきます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
利用を辞めたいことと理由をはっきり伝えよう!
これまで時間を作ってくれたことへの感謝も忘れずに!
ケース④:紹介された求人を断りたい
実際にサポートが始まると、転職エージェントから求人の紹介を受けられます。しかし、自分には合わないと感じる求人も中にはあるでしょう。
その場合は断りにくいからといって無理して応募するのではなく、きっぱりと理由を述べて断ることが重要です。
お世話になっております。
先日求人のご紹介をしていただいた〇〇(名前)と申します。
この度はさまざまな求人案件をご紹介いただき、ありがとうございます。
ご紹介いただいた〇〇(企業名)様の求人案件について検討いたしましたが、今回は応募を辞退させていただきたく存じます。
自分が希望しているイメージやこれまでの経験と合わないと感じたためです。
しかし、△△の部分は自分の希望と合致しているため、マッチしそうな案件がございましたら、ご紹介いただけると幸いでございます。
お手数をおかけしてしまい大変恐縮ですが、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
興味がないのに応募しても、時間の無駄となってしまうし担当者や企業にも迷惑がかかるぞ!
紹介してくれたことへの感謝の気持ちもしっかりと伝えよう!
ケース⑤:企業との面接を断りたい
企業との面接の日程調整が済んだ後に、他の企業に魅力を感じ面接を断りたいと考える人も多いでしょう。
この場合、メールよりも電話での連絡の方が丁寧ですが、メールで断ることも可能です。
お世話になっております。
先日面接の日程を組んでいただいた〇〇(名前)と申します。
大変申し訳ございませんが、〇月〇日に面接予定だった△△株式会社について、面接を辞退させていただきたくご連絡差し上げました。
希望する条件や自分自身の価値観についてよく考えたところ、〇〇の部分が理想とは少し異なるように感じたため、このような結論となりました。
お時間を取っていただいたにもかかわらず、日程調整後のご連絡となってしまい、誠に申し訳ございません。
ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
メール連絡の後に、状況確認のため担当者から電話が来ることもあるから、そのときは口頭でも丁寧に断りの意思を伝えよう!
ケース⑥:確定した内定を断りたい
内定を複数企業からもらったり、悩んだ結果辞退したくなったりすることがら転職活動をしていると起こり得ます。
内定辞退の連絡をする際は、転職エージェントだけでなく企業へも真摯な対応が必要となります。
できる限り早い判断をし、迅速に連絡を入れましょう。メールよりも電話で伝えるのが望ましいです。
お世話になっております。
〇〇(名前)と申します。
先日内定のご連絡をいただいた△△株式会社についてですが、内定を辞退したくご連絡を差し上げました。
△△株式会社の業務内容や条件などを入念に考慮した結果、内定をいただいた他の会社への入社を考えております。
これまで親身にご支援いただいたにもかかわらず、こちらの都合で勝手な決断をしてしまい、誠に申し訳ございません。
今回の件でお手数をおかけしてしまい、大変申し訳なく思っております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
内定を承諾した後の辞退は、絶対NG!
契約違反に当たるため、内定承諾は慎重におこなうのがベスト!
断らずに済む転職エージェントの選び方
どうしても転職エージェントの提案を断らなければならないときがあるかもしれませんが、できれば最初から断る必要のない状態が理想ですよね。
そのためには、自分に合った転職エージェントを選ぶことが重要です。そこで、適切に転職エージェントを選ぶためのポイントを2つ紹介します。
- ヒアリング・面談で丁寧に寄り添ってくれる転職エージェント
- 志望する業界・職種に精通している転職エージェント
ヒアリング・面談で丁寧に寄り添ってくれる転職エージェント
自分に合った提案をしてくれる転職エージェントかどうかを見極めるには、登録後におこなわれる面談などでのヒアリングの丁寧さが重要なポイントです。
経歴や希望条件をただ質問するだけではなく、自分では気が付いていない強みや弱みなどのパーソナリティの部分まで丁寧に模索してくれる担当者であれば、当たりといえるでしょう。
不安や疑問などはしっかりと話し、それらに対して親身に寄り添ってくれるエージェントを選ぶのがおすすめです。
自分の強みや弱みを知るために、転職のプロを活用しよう!
志望する業界・職種に精通している転職エージェント
転職エージェントによって、得意とする業界・職種は異なります。サポートできる範囲が異なる可能性もあるため、志望する業界・職種が決まっている人はその業界に精通している転職エージェントを選ぶのがおすすめです。
たとえば、専門性の高い業種への転職を望んでいる場合は、専門特化型エージェントがないか確認してみてください。
一方で、特に業界を絞っていない人は大手など総合型エージェントを活用するとよいでしょう。
理想の転職を叶えるためには、志望業界と合った転職エージェントを選ぶのがポイントだぞ!
まとめ
転職エージェントは、転職活動において非常に有効活用できるサービスですが、断っていいものなのか悩むこともありますよね。
断ることは問題ありませんが、重要なのは断るタイミングに気をつけて、なるべく早く、明確に伝えることです!
自分に合った転職エージェントを見つけて、効率よく転職活動を成功させてくださいね!
↓↓ 公式LINEにて無料で転職相談受付中! ↓↓