今日はおしゃれな日本茶のセレクトショップ「CHABAKKA TEA PARKS」を運営する株式会社Third Bayの代表・三浦健さんにインタビューしてきた!
『おしゃれに楽しむ日本茶エンターテイメント』をコンセプトに事業を手がける同社。三浦さんのバックボーンは、日本茶とはまったく関係のなさそうなファッション業界なのだそう……?!
会社の成立ちや今後について聞いてきたぞ!
By 美好
株式会社Third Bayの事業内容は?
まずは事業内容について教えてください!
日本茶のセレクトショップ運営が主な事業内容でしょうか?
会社の理念として、日本の斜陽化産業にフォーカスして、今までにない新しい価値を見出すような商品やサービスを作っていきたい、という軸を掲げています!
今力を入れている日本茶は、ある種それを達成するための手段の一つですね。
なるほど?
日本茶って伝統的な産物で、新しいことにチャレンジしていないような業界でもあって、衰退産業って言われているんですよ。
生産者も作り手も減って、飲み手も減って……っていう。
たしかに。あまり表には出ていないと感じます。
毎日日本茶飲んでます!って人も少なそうですね。
僕が日本茶にたどり着いたのには経緯があって……
実は、僕自身のバックボーンはファッション業界なんです。
学生時代を合わせて15〜16年くらいずっとファション業界にいて。ファッションを勉強していく中ですごく影響を受けた会社が、1社あったんです。
その会社のコンセプトが、いわゆるメイドインジャパン。
ものづくりを世界に発信しよう、というものでした。
ふむふむ。
国産のものづくりに特化していた会社なんですけど、そこでの経験がすごく大きくて。
洋服が好きでファッション業界に入ったけど、いつからか、日本のものづくりってめちゃくちゃ良いなと思うようになっていたんです。
実際に自分がバックオフィスにいたときは、素材の産地に行くこともあって……
洋服も産地によって作れるものや特性が違うんですよね。
めちゃめちゃ煌びやかに見える世界なんですけど、現場で作っている人達ってすごく大変な思いをしているんです。
たしかに。
作ってくれる人がいるから売れるんですもんね。
このままだと工場もなくなっちゃうんじゃないか、作り手も減るんじゃないかって状況は、ファッション業界にもある。ということは、もしかしたら他の業界にもあるんじゃないかな?ってところに注目したんです。
日本茶以外の工芸品、例えば着物とか下駄とか焼き物とか、いろんな世界を見たんですけど、その中でも僕は日本茶にぐっと引き寄せられました!
そういう経緯だったんですね!
そうなんです。
僕は静岡出身なんですけど、意外と日本茶のこと知らないなと思ったし、日本茶の世界ってやっぱりすごく斜陽化しているんですよね。
日本茶から斜陽化産業を盛り上げられるんじゃないかと思って、この事業を始めました!
なるほど!
「CHABAKKA TEA PARKS」をオープンする際は、なぜ鎌倉を選んだのでしょうか?
鎌倉がめちゃめちゃ好きなんですよ(笑)
サーフィンとかもすごく好きで、海の近くで生活も仕事もしたいって前から思っていたんです。
アパレル時代はずっと都内に住んでいたんですけど、やっぱり東京って疲れるじゃないですか。
たしかに、雑音というか、刺激的なものが多いですもんね……。
だから、将来起業するんだったら、自分が住みたい場所が良いなと思っていました。
結婚して子どもが生まれて子育てするとなっても、できれば自分の好きな場所でやりたいなって。
最初の選択は、自分の好きな鎌倉以外だと、奥さんの出身の千葉か、プライベートでよく行く沖縄が候補でした。その中で、あまり縁がない場所で新しくやりたいのと、都内にも近くていろんなこと発信するには良いなと思って鎌倉を選びましたね!
そうだったのですね!
日本茶のセレクトショップ以外には、どんな事業をしているのですか?
派生事業として、今、「日本茶×サウナ」の事業をやっています。
サウナってストーンに水とかアロマとかをかけるじゃないですか。
そこで使う専用の日本茶を作っているんです。
日本茶を新しい領域に進出させたいと思って、今いろんな施設に導入してもらっています!
日本茶とサウナ!新しいですね!
これもサウナの新しいコンテンツの一つだし、日本茶も飲む以外の楽しみ方をしてほしいなと。
保湿成分があるので肌に触れても問題ないですし、お茶って美容や健康にすごく良いんですよ!
株式会社Third Bayが求める人物像は?
今、社員さんやアルバイトの方は何人ぐらいいらっしゃるんですか?
お店で働く人達が8人くらいで、それ以外のバックオフィスなどを合わせると、全部で15人くらいですね。
今後どのくらい人数を増やしたいとかってあるんですか?
24年の4月に「CHABAKKA TEA PARKS熱海店」を新規出店します!
新規店の立ち上げなどは今後も行っていくので、まずはお店で働いてくれるスタッフさんですかね。
あと、サウナ事業も結構好調なんで、そこも人数を増やしたいと思っています!
具体的にどんなポジションの方を求めていますか?
まずは現場ですよね。実際にお客様と触れ合う店舗のスタッフ。
あとは営業人材も増やしたいですね!
サウナ事業の方はBtoBブランドなので、基本的には法人営業になるんですよ。
ガンガン新規開拓できる営業人材を求めています!
事業の拡大に営業は必須ですね!
どういう人に来てほしいですか?
んー、そうですね〜。
変に知識が豊富な人よりは、「お客様のおもてなしをしたいんです!」とか、「お客様に良い商品を届けたいです!」という思いがある人が良いですね。
あとは、人が好きとか、接客が好きとか、そっちの方を大事にしています。 知識は徐々につけてくれれば問題ないと思っていますね!!
なるほど!
それはやはり、営業も店舗のスタッフも共通してですか?
そうですね!接客をすごく大事にしているので。
要はファン作りですよね。良いものを揃えたり、良いサービスを仕掛けたりっていうのは、僕ら経営者側の仕事だと思っているんですけど、それを実際にお客様に届けるのは、現場のスタッフだったり営業していくスタッフになるんですよね!
どんなに良いものがあったとしても、最終それを届ける『人』っていうのは大事だと思っているので、やっぱり人間力が重要ですかね!!
そういうことですね!
たしかに、先ほどお茶を淹れてくれたスタッフさんも、笑顔が素敵な方でした!
ありがとうございます(笑)
株式会社Third Bayはインターンも受け入れ中!
求職者の方に向けて、会社のアピールポイントなどがあれば教えてほしいです!
僕らは固定概念に囚われず、誰もやったことないことのないことにチャレンジしていくことを使命としているので、新しいことに挑戦したい人にとってはすごくやりがいがあると思います!
ベースは整えますが、一人ひとりに裁量権を持たせてやりたいようにさせているので。
もちろん現場では高い基準の接客も求められるけど、逆に言ったら自分らしさを発揮できる環境だと思います!
なるほど!
現場の方には、最初は研修とかされるんですか?
はい!
まず日本茶を知ってもらう座学の研修からやって、次に接客や営業の研修をします。
だいたい2〜3週間やって、ひとり立ちする感じですね。
日本茶の種類もたくさんあって、覚えていくのも楽しそう!
研修がしっかりあるのもアピールポイントの一つですね!
あと、うちはインターンも実施しているのでぜひ活用していただきたいですね!
実は僕が、専門学校の講師や大学の先生として経営を教えたりもしているんです。
そこでよく聞くのが、知識や技術は学ぶけど、アウトプットする場所がないってこと。
僕は、そのアウトプットする場所としてお店を貸し出して、学生達に自分たちで考えたメニューとかビジネス構想とかを実践してもらえるようにしています!
それ、めちゃくちゃ良い環境ですね!
あとは、実際に経営のやり方とか企画とか、ビジネス戦略的なところも一緒にやっています。
社会に出て即戦力になれるように、酸いも甘いも学べるように、学生時代からビジネスに直結するような経験をさせてあげられたら良いなという想いでやっています!
株式会社Third Bayの今後の展開は?
日本茶はもっと可能性がある事業なので、拡大もしていきたいと思っています。
この間クラフトジンを作ったんですけど、 そういうのとかも日本茶の領域でやりたいです。
お酒でお茶割りとかはあるけど、お茶からアルコールを作るってないじゃないですか。
たしかに、あまり見ないですね。
3年前には、ほうじ茶でビールを作ったんですよ。
一般的にそういうビールって割り物なんですよね。ビールをお茶で割って飲むみたいな。
僕らは煮沸段階からポップとほうじ茶を合わせて、ろ過して加工してほうじ茶ビールを作りました。
日本茶ってまだ誰もやってない領域がすごくあると思うんですよ。
それは新しいですね!
日本茶のショップは今後もどんどん増やして行く予定ですか?
んー、そうですね~。
全国展開する気はあまりないので、やるなら会社の理念に沿った形で、ちょっと元気がない地域とか、これから新しく生まれ変わろうとしている地域に入り込んでいきたいなと思っています。
僕らのブランドを盛り上げると同時に、街も元気にしていきたいなぁ~って思っていて。
素敵です!
今後も日本茶の事業を中心に拡大していくのでしょうか?
会社としてやっていきたいのは斜陽化産業に新しいエッセンスを入れて新たな価値を作っていくことなので、日本茶に限るわけではないですね!
日本茶は一つの手段であって、僕からすると洋服も日本茶も本質は変わりない。
職人さんが作っている素晴らしいものだと思っているんです!
それを僕らのフィルターを通して世の中に伝えていきたいと思っています!
今回は株式会社Third Bayの代表・三浦さんにインタビューしてきた!
日本茶事業に限らず、今後もさまざまな角度から斜陽化産業を盛り上げていきたいという同社。
人と関わることが好きな方は自分の得意を存分に活かせそうな環境だ!
インターンも受け入れ中とのことなので、経験を積みたい方はぜひ話を聞いてみてね!
募集要項【株式会社Third Bay】
【具体的な仕事内容】
- 接客・販売
- 商品管理・売上管理
- 商品企画・商品仕入れ
- SNS運営・管理
- イベント出店時のサポート
学歴不問 / 未経験OK
- 勤務時間 10:30~18:30(シフト制)
- 勤務日数 週2~5日
- 休日2日以上
- 1年以上勤務可能な方
- 土日勤務可能な方
- 人と話すことが好き・接客に興味がある方
【歓迎】
- 英語・中国語などの語学スキルのある方
- 日本茶の知識のある方
2024年春の新店舗オープンに向けた事業拡大に伴い、スタッフを増員いたします。
2018年4月のオープン以来、多くのお客様にご来店いただき、現在鎌倉を拠点に2店舗を展開しております。
今後も1人でも多くのお客様に日本茶を楽しんでいただき、日本茶そしてCHABAKKA TEA PARKSのファンを増やしたいという気持ちでお客様に接していただきます。
ファッション業界出身のオーナーが運営するCHABAKKA TEA PARKSは、内装をはじめ、パッケージ、グッズなど、全て自社のオリジナルデザインです。
日本茶の概念やイメージにとらわれずに新たな価値や商品、サービスを共に築いていきましょう。
- CHABAKKA TEA PARKS鎌倉店
神奈川県鎌倉市御成町11-10(最寄駅:JR横須賀 鎌倉駅)
◇駅から徒歩1分以内 - CHABAKKA TEA PARKS熱海店
静岡県熱海市銀座町8-10(最寄駅:JR東海道線 熱海駅)
◇熱海銀座商店街内
- CHABAKKA TEA PARKS鎌倉店
JR鎌倉駅西口から徒歩1分
江ノ電鎌倉駅から徒歩1分 - CHABAKKA TEA PARKS熱海店
JR熱海駅から徒歩10分
シフト制
1日あたりの実働時間:最大8時間
(シフト例)
・10時30分~18時30分
・12時00分~17時00分
- CHABAKKA TEA PARKS鎌倉店
時給 1,112円 ~ 1,500円 - CHABAKKA TEA PARKS熱海店
時給 984円 ~ 1,500円
経験・能力を考慮の上、決定します。
※研修期間あり(鎌倉店での研修を数回実施予定)
完全週休2日制
◇ 年間休日120日以上
◇ 年末年始休暇
◇ シフト制(週休2日以上)
◇ 時短勤務制度あり
◇ 交通費全額支給
◇ ユニフォーム支給
◇ 正社員登用制度あり
※感染症対策として以下の取り組みを行っています
◇ 消毒液設置
◇ 定期的な洗浄・消毒
◇ 定期的な換気
企業情報
企業名 | 株式会社Third Bay |
代表者 | 代表取締役 三浦 健 |
所在地 | 神奈川県鎌倉市御成町11-10 |
ホームページ | https://chabakkateaparks.com |