面接での転職理由はどのように伝えれば良い?
好印象を与える転職理由の例文も解説!

転職
転職3兄弟

僕たちは転職3兄弟!
今よりも自分らしい人生を勝ち取るために、転職活動に役立つ情報を発信するよ!

転職支援実績300名以上、採用支援事業として50社以上の企業の人事部に出入りする株式会社Reviveの公式キャラクターとして活動しています!

転職3兄弟をフォローする

転職の面接において、必ず問われるのが「転職理由」です。人によって転職をする理由は様々ですが、「新しいことにチャレンジしてみたい」「さらにスキルをレベルアップできる環境に飛び込みたい」といったようなポジティブなものもあれば、「人間関係が複雑になった」といったようなネガティブなものまであります。そのため、転職の面接において、「どのように伝えれば採用担当者に良い印象を与えられるのか」と悩んでしまう人も少なくありません。

転職理由は、伝える内容が合否に非常に影響するため、重視するべきポイントとなっています。伝え方によっては採用担当者にマイナスな印象を与えてしまいかねません。転職理由を伝える際は、いくつかポイントをおさえて、自分の言葉で伝えていく必要があります。
本記事では、採用担当者が転職理由を聞く理由や好印象を与える転職理由のポイント、面接で転職理由を伝える際の例文を解説します。

採用担当者は転職理由をなぜ聞くのか?

履歴書を確認すれば応募者の情報は確認できますが、わざわざ面接でなぜ転職理由を確認するのでしょうか?
企業の採用担当者は、転職理由を直接応募者から聞くことで、以下の点を確認しています。

  • 応募者の人柄や性格をチェックする
  • 自社に入社後活躍してくれるかチェックする

応募者の人柄や性格をチェックするため

採用担当者が転職理由を聞くのは、応募者の人柄や性格をチェックするためです。人柄や性格をチェックしたうえで、自社の求める人物像にマッチしているのか、自社の社風に合っている人材かを判断するのが目的です。

例えば、前職の退職理由が「人間関係で悩んだため」という理由だと、場合によっては応募者自身に問題があるかもしれません。内容を深堀する中で、「上司が問題のある人だった」「会社が従業員のためを思わないひどい会社だった」などネガティブな発言ばかりする人物だった場合、採用担当者は「本人の甘さが原因」と判断することもあります。全てがそうだとは限りませんが、本人にも落ち度があるのにそれを気付いていない場合、再度同じようなことがある恐れが考えられ、企業にとっては懸念事項となり得るのです。

採用担当者は転職理由を聞くことで、人柄や性格をチェックし、自社の求める人物像にマッチしているのかをしっかりと判断したうえで、採用の合否を出していることを理解しておきましょう。

自社に入社後活躍してくれるかチェックするため

転職理由を聞くことで、入社後活躍してくれるかチェックする目的もあります。企業が採用活動を行うのは、「長く活躍してくれる人材を見つける」ことが目的の1つです。そのため、自社にマッチングし、長く活躍してくれる人材を見極める必要があります。応募者の転職理由を聞いた上で、自社へ入社することで希望を実現して活力を持って働くことができると判断すれば、その人材への期待は高まり、採用を決断することに繋がるでしょう。

好印象を与える転職理由の4つのポイント

人によって転職をする理由は様々ですが、採用担当者に好印象を持ってもらうためには、転職理由を伝える際にもポイントをおさえることが重要です。好印象を与える転職理由は、以下のポイントをおさえましょう。

  • 転職を決意した理由や経緯をきちんと伝える
  • 前向きな姿勢をアピールする
  • ネガティブな表現は控えるようにする
  • できる限り正直に伝える

転職を決意した理由や経緯をきちんと伝える

転職を決意した理由や経緯は、できる限り具体的に伝えるようにしましょう。「企業方針が合わなかった」「キャリアアップをしたい」だけでは、具体的にどのような点が合わなかったのか、どのようなキャリアアップをしたいのかなどが採用担当者は理解できません。

転職を検討するということは、「企業に入社したものの、何か不具合な点があった」ということです。次に入社する会社は、その不具合な点を解消するために、企業や業界の研究をして、慎重に自分に合った企業を選んで採用活動をしているものだと採用担当者は思っています。採用担当者は、その理由や経緯を聞いた上で、応募者の人柄や考え方をチェックし、自社とマッチングするかを評価します。
出来事だけを伝えたり、抽象的な理由を伝えたりしても、採用担当者には伝わらないので注意しましょう。

前向きな姿勢をアピールする

転職理由がネガティブな理由の方もいると思いますが、「○○が嫌だから転職する」といった伝え方は採用担当者にマイナスを与えてしまう恐れがあります。そのため、「○○がしたいから転職をする」のような前向きな姿勢に言い換えて、アピールを行いましょう。

例えば、「前職の仕事内容はつまらなかったから転職する」のような伝え方だと、採用担当者に「仕事に対する意欲が低い人かもしれない」と判断されてしまうかもしれません。その場合は、「前職では営業のサポートがメインとなり、実際にお客様と関わるような営業を行うポジションにつくことができなかった。もっとお客様と関わり、お客様と良い取引したうえで会社に貢献できるような人材になりたい」といったような前向きな理由に置き換えると良いでしょう。

ネガティブな表現は控えるようにする

前職に対するネガティブな理由が原因で転職を決断した方も少なくないと思いますが、転職理由を伝えるときには、ネガティブな理由や表現は控えるようにしましょう。前職が文句を言いたくなるような環境だったとしても、採用担当者はその応募者の言っていることだけを信じることはできません。ネガティブな理由や表現をしてしまうと、採用担当者にマイナスに受け取られてしまう恐れがあります。また、愚痴や不満を言う姿は、純粋に印象が悪くなるでしょう。

人間関係や労働環境など、もちろん前職に問題がある場合もあると思いますが、転職理由は前向きな理由に言い換えることが大切です。自分がしたいことや転職を行うことで叶えたい未来を考え、志望理由として伝えるようにしましょう。

できる限り正直に伝える

転職理由は、できる限り正直に伝えるようにしましょう。

全てにおいて正直に伝えれば良い訳ではありませんが、現職・前職に何らかの不満や不安があった上で転職をしようとしていることは採用担当者も十分に理解しています。伝え方に気をつける必要はありますが、良い評価が得られるように脚色したり、事実を隠したりせず、正直に話そうとする姿勢が重要です。

変に内容隠したり、内容を偽ったりすると、質問を深堀された際に上手く答えることができず、正直に伝えていないことが採用担当者に知られてしまうかもしれません。そうなると、採用担当者からの評価はマイナスになってしまうでしょう。自分の言葉で、正直にかつ前向きに転職理由を伝えるようにしましょう。

面接での転職理由の例文

面接で転職理由を伝える場合、伝え方によっては採用担当者にマイナスな印象を与えてしまう恐れがあります。正直にかつ前向きに転職理由を伝えることが非常に重要です。ここからは、面接での転職理由の例文を、ケース別に解説します。自らの応募職種や転職理由に置き換えて、活用なさってみてください。

仕事内容を変えて新しいことに挑戦したいケース

「私は前職で5年間営業職として日々やりがいをもって働いていました。しかし、営業職は営業の範囲でしかお客様と関わることができず、お客様の抱えるニーズや想いに応えられない環境でした。どんな理由で商品を購入しようと思ったのか、さらにどのようなものが求められているのか、お客様の想いを聴くことでさらに良いサービスを提供できると思っています。

今後は営業を通じてお客様から得られた情報をもとに、サービス開発の業務に携わりたいと考え、転職を決意しました。お客さまのニーズを反映した新しいサービスを生み出し続けている御社で、営業経験を生かしながら商品開発の場で働きたいと思い、今回応募いたしました。」

前職の給与が低かったケース

「前職では営業チーム内では常に上位の営業成績を上げてきましたが、目標の達成度合いに応じてのインセンティブ制度などがなく、成果を挙げることによる手応えが得られにくい環境でした。ただ、給料が高いということが良いわけではありませんが、しっかりと公平な評価制度がある企業で働きたいと考え、転職を決意しました。

御社には、成績に応じたインセンティブ制度があるとのことで、社員の働きを正当に評価して報酬に反映する風土とお見受けしています。御社で売上に貢献することで、私自身もモチベーションを高めながら働くことができるのではないかと思い、今回応募いたしました。」

前職の労働時間が長かったケース

「前職では、ある事業の営業リーダーを任されていたこともあり、事業の成長のために尽力しましたが、毎日の残業や休日出勤が当たり前の環境でした。営業チームのメンバーも疲弊していたので、上司に業務内容の改善案やフローの改善も提案しましたが、受け入れてもらえることはありませんでした。

御社は、社員の提案を積極的に受け入れる社風を掲げており、売上を常に向上させながらも業務の改善などに取り組んでいるとお見受けしています。効率的に成果を出しながら、私もワークライフバランスを考えていきたいと思い、今回応募いたしました。」

前職の人間関係が理由で転職するケース

「前職では、各メンバー個人の能力の範囲で業務を進めることがほとんどでした。個人に事業部長が定めたノルマが課されており、個人の力だけで淡々と取り組むといった働き方になっていました。業務改善の提案や、チームで行う業務と個人で行う業務の仕分けなどの相談を行いましたが、組織の在り方や業務の進め方については事業部長の一存で全てが決まってしまうため、全て却下されてしまいました。

私は多くの人達と関わりながら何かを創りあげたり、成し遂げたりといったことに充実感を持つため、コミュニケーションに重きを置いた働き方をしたいと考えたので、転職を決意しました。双方向のコミュニケーションを重視した組織づくりに注力している御社であれば、社内でも協力や連携を行いながら業務に取り組めると思いましたので、今回応募いたしました。」

まとめ

本記事では、採用担当者が転職理由を聞く理由や好印象を与える転職理由のポイント、面接で転職理由を伝える際の例文を解説しました。転職理由は、自分の言葉で正直にかつ前向きに伝えることが非常に重要です。ポイントをおさえて伝えることで採用担当者も納得させることができ、良い印象に繋がるでしょう。事前に自分の転職理由を深堀りし、話す内容を考えておいて、面接本番ではスムーズに転職理由が伝えられるようにしておきましょう。

無料転職相談
公式LINEにて非公開求人配信中!