転職理由ランキングTOP5!
面接での転職理由の伝え方を解説!

転職

転職を考える理由は人それぞれで、様々な要因があります。しかし、転職したい人の中には「こんな理由で転職して良いのだろうか」「転職の面接の際に聴かれたら、どのように答えればいいのだろうか」と悩む人もいらっしゃるのではないでしょうか?

本記事では、転職の理由ランキングTOP5や具体的な転職の理由を解説していきます。面接で転職理由を聞かれる理由や転職理由を伝える際のポイントについても解説していきます。

転職の理由ランキングTOP5

パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は2022年3月14日に、2021年7月~2022年6月の1年間に転職した人のデータを元に「転職理由ランキング」を発表しました。( https://doda.jp/guide/reason/ )

今回はそのデータを元に、2023年版の転職理由ランキングTOP5を解説します。転職の理由ランキングTOP5は以下の通りです。

1位:給与が低い・昇給が見込めない
2位:昇進・キャリアアップが望めない
3位:社内の雰囲気が悪い
4位:尊敬できる人がいない
5位:業界・会社の先行きが不安

1位:給与が低い・昇給が見込めない

やはり仕事をする以上、満足できるだけの給与が手に入らなかったり、昇給をして給与がアップしなかったりなどは仕事に対する姿モチベーションが下がってしまう要因となります。会社によっては、「残業をしなければ生活に必要な分も稼ぐのが危うい」といったケースもあるようです。また、上司や人事からあまり良い評価を得られなかったことから、給与がなかなか上がらないといったケースもあります。

給与が低い・昇給が見込めないのは、もちろん会社側の責任である場合もありますが、まだまだ給与をアップさせられるほどのスキルではないといったような個人の責任である場合もあります。会社によって変動がありますが、給与アップは、1年働いたからといってすぐアップするとは限りませんし、転職をしたからと言って必ずアップするものでもありません。実績や経験をじっくりと積み重ねていくことで、徐々に上がっていくものです。

より給与のアップを目指して転職を行っていく人は、自分の経験や持っているスキルが市場ではどのくらい求められているのか、どのくらいの給与が相場なのかをリサーチしてみましょう。

2位:昇進・キャリアアップが望めない

「勤続年数は長いのに、希望するキャリアアップできる部署へ移動させてもらえない」「一定の実績を上げても昇進が見込めない」といった理由で、転職を決めた人も多いようです。

会社の評価が真っ当で、まだ昇進できるレベルでない場合はより努力をするしかありませんが、会社の評価が真っ当でなかったり、上が詰まっていることで若手が中々昇進できないような会社だったりなどの場合は、持っている力を存分に生かせるような会社に転職するのも良いでしょう。

将来的に、マネジメントや商品・サービスの開発など実施したい内容が明確に決まっている人は、早い段階でそれらの経験が得られる仕事に転職するのもおすすめです。

3位:社内の雰囲気が悪い

「成果主義の会社のため、いつも職場内で競争し合っている」「上司の顔色をうかがって過ごさなければいけないような会社だった」など、社内の雰囲気や居心地の悪さから転職する人も多いようです。

もちろん社内での良好な人間関係は、仕事をしていく上で非常に重要なポイントとなります。ただし、これから転職していく会社で、そのような良好な人間関係が築けるかどうかは入社してみないと分からない部分ではあります。転職先で良い人間関係が築ければいいですが、もしかしたら転職する前と同じようなあまり良くない人間関係になってしまう恐れもあるのです。

社内の雰囲気や居心地の悪さから転職を考えている人は、上司に相談をして部署移動などで人間関係の問題が解決しないか検討してみるのもおすすめです。

4位:尊敬できる人がいない

仕事をしていく中で、「この人のように想いを持って仕事できるようになりたい」「この人のようになりたい」といった目標となる人を見つけて、仕事のモチベーションを高める人も少なくありません。目標とする姿が明確であるからこそ、難しい仕事も努力して乗り越えられることがあります。

転職をして目標となる人や尊敬できる人を探していきたいのであれば、自らの想いと共通する理念を持っている会社や、仕事の行っていく上での価値観が似ている会社を選ぶことで、目標となる人・尊敬できる人が見つかる可能性が高いです。

5位:業界・会社の先行きが不安

時代の流れと共にトレンドや顧客の求めているものが変化することで、業界全体や会社の元気がなくなってしまうといったことは少なくありません。今栄えている業界が将来的にずっと栄え続けるとは限らないのです。だからこそ各企業は、新しい事業やさらに顧客に求められるようなサービスを展開させて、ずっと経営を安定的に行えるように日々努力しています。

これから先数十年働くと考えたとき、どのような業界や会社が栄えていき、どこに身を置いて働いていくかは非常に重要なポイントとなります。

転職の面接ではなぜ転職理由を聞かれるのか

転職は今後の人生を変える大きなポイントですが、転職する理由は面接の際にも聞かれることが多いです。きちんとした回答をすることが重要ですが、なぜ企業は面接で転職理由を確認するのでしょうか?

志望度を確認・判断するため

面接で転職理由を聞くのは、志望度を確認・判断するためでもあります。やはり企業が採用活動を実施する1つの理由としては、「長期的に会社で活躍してくれる人材を見つけたい」といった理由があります。そのため、転職理由を聴いた上で志望度や熱意を把握し、採用にあたっての判断基準とするのです。

「前職の仕事がつまらなかったから御社に転職したい」
「現職で培ったスキルを御社でさらに発揮したいので転職したい」

あなたが採用担当者だった場合、上記の2つの転職理由だとどちらを採用するでしょうか?おそらく「現職で培ったスキルを御社でさらに発揮したいので転職したい」の人材の方を採用したいという人がほとんどだと思います。

「前職の仕事がつまらなかったから御社に転職したい」の人材は、どれだけスキルが高くても「仕事に対してあまり考えていないのではないか」という印象が強くなってしまい、採用されない可能性が高くなります。

企業にマッチングする人材かチェックするため

面接で転職理由を聞くのは、企業にマッチングする人材かチェックするのも理由の1つです。転職理由を聞いた上で、企業の理念に則しているか、社風に合っているか、しっかりと会社で働くことができそうな人材かを判断します。

例えば、募集している求人が、チームで連携を取りながら仕事を進めてチームでの売上を重視していくといった求人であるのに対し、応募者の転職の目的が「自分の実力を発揮して1人でどんどん売上を上げていきたい」といった場合、求める人材とマッチしていません。もし、この応募者を採用した場合、ミスマッチとなる可能性が高く、早期退職となってしまう恐れも出てきます。

このように転職理由を確認することで、企業と応募者が良いマッチングが行えるか判断しているのです。

面接で転職理由を伝える際のポイント

転職をする理由が給与アップ目的や人間関係で不満があったなどの場合、そのまま正直に伝えて良いのか不安になる人も多いと思います。面接で転職理由を伝えるときに重要なのは、正直に伝えながらも前向きに転職を行おうとしていることが相手に伝わるように想いを伝えることが重要です。ここからは、面接で転職理由を伝える際のポイントについて解説します。

前向きな言葉で伝える

給与などの不満で転職を行う際でも、ネガティブな言葉を伝えるのではなく、前向きな言葉で伝えるようにしましょう。

例えば、「給与や待遇に不満があったため転職をしたい」場合は、「自分の努力や成果がきちんと評価されるように、評価の基準が整備されている会社で精いっぱい頑張りたい」など前向きな言葉で伝えると良いでしょう。

前向きな言葉で話すことで、採用担当者にも「入社後もしっかり頑張ってくれそう」という評価をしてもらえるようになります。

将来を考えた転職であることを伝える

「一定の実績を上げても昇進が見込めない」「ずっと同じ業務で仕事がつまらなくなった」などの理由で転職をしようと考えている人は、将来を考えた転職であることを伝えると良いでしょう。「今後こういったことがしたい」「5年後の自分はこうなっていたい」など将来のことを含んで伝えることで、衝動的な転職ではなく、計画的に転職を行っているという印象を与えることができます。

例えば、「事務作業ばかりしかさせてもらえず、仕事がつまらないため転職したい」のような理由の場合は、「将来はお客様に必要とされるような新しいサービスを開発したい。前職では事務作業などの仕事が多く、お客様の要望を聞いたり、商品やサービスに触れることが少なかった」などキャリアアップのための転職だということを伝えましょう。

転職理由と志望理由には一貫性を持たせる

前職を辞めた理由を話す転職理由と、前職を辞めてなぜ新しい企業に応募したのかを話す志望理由は内容が異なりますが、一貫性をもたせて話すようにすると良いでしょう。

例えば、転職理由が「前職では、自分のあげた成果に対して適切な評価をされていないように感じた」のような理由の場合は、「成果に応じた歩合制の制度を行っている御社であれば、やりがいをもって日々働くことができ、挑戦しながら働くことができると思った」などの志望理由を伝えると、転職理由と志望理由に一貫性を持たせることができます。

もし、この転職理由と志望理由に一貫性がなければ、「本当にこの会社を志望しているのか?」と疑念を抱かれてしまう恐れもあるので注意しましょう。

まとめ

本記事では、転職の理由ランキングTOP5や具体的な転職の理由を解説しました。転職を考える理由は人それぞれです。「こんな理由で転職して良いのだろうか」と考える人がいるかもしれませんが、給与や労働環境に不満があるため転職したいと考える人は少なくありません。転職の面接をする際は、自分の想いは正直に伝えながらも、前向きに転職を行おうとしていることが相手に伝わるように心がけましょう。

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